ARCHITECT LEGACY
自然と共生するひとつの答え
今も古式ゆかしい正統派別荘地としての風情が残る旧軽井沢エリア。傾斜地に立つK邸は、外観は木立に沈むように落ち着いた色調でひっそりと。室内に入れば、大きな開口部から森の景色を一望。屋内にいながらにして周囲の風景と一体化するような開放感が味わえ、スキップフロアによる高低差が、空間にさらなる奥行きをもたらしている。
敷地内の植生はなるべくそのまま生かしたことで、四季折々に変化する自然の表情も楽しめる。
森を「拓く」のではなく、森に「同化」する。
自然と共生する住まいとはどんなものか。ひとつの答えを、この家が教えてくれている。
設計のポイント
「森に浮かぶリビング」をコンセプトに、リビングからの景色をいかにダイナミックに取り込むかを考え、プランしました。設計ラインぎりぎりまで大きく設けた開口部と、傾斜地を生かして外へと張り出すデッキは、周囲を森に囲まれた絶好のロケーションならでは。スキップフロア構造にすることで、空間にリズムを与えると共に、床下、小屋裏収納を取り、空間を無駄なく使いました。軽井沢の別荘地特有の湿気対策には、各部屋にルームドライヤーを設置して常時稼働させています。
延床面積・・・・・・・・ 129.16㎡ (39.07坪)
1F面積・・・・・・・・ 87.76㎡ (26.55坪)
2F面積・・・・・・・・ 41.40㎡ (12.52坪)
デッキ面積・・・・・・・・ 14.84㎡ (4.49坪)
工法/木造在来軸組工法 基礎/ベタ基礎 構造材/ヒノキ、スギ、米マツ、ピーラー 主な外装仕上げ/屋根:ガルバリウム鋼板、外壁:ガルバリウム鋼板、ウエスタンレッドシーダー羽目板張り 主な内装仕上げ/天井:ウエスタンレッドシーダー羽目板、壁:クロス、床:ナラ無垢材(床暖対応)植物系自然塗料仕上げ キッチン/トーヨーキッチンスタイル バスルーム/ハーフユニットバス+サワラ羽目板 暖房の種類/薪ストーブ、電気式床暖房、電気式蓄熱暖房